パーントゥの周りには宮古テレビや新聞社のカメラマンもたくさん取材に来ている。私もその「パーントゥと逃げる子供達」の様子を写真に収めようと颯爽と カメラを構えシャッターチャンスを待つ。
すると何故か、カメラ越しにのぞくパーントゥがどんどん私めがけて迫って来るではないか! え!えぇ〜!まさか!?
子供達を追いかけて、私の前を走り去っていくはずだったパーントゥは、逃げる間もなくみるみる迫って来ると、私をつかまえると容赦なく顔に頭にと泥を塗りつけて行ったのであった。デ、デジカメがあ〜・・・!!(涙)
しかもその様子は、まんまとテレビ局のカメラに収まり夕方のニュースでしっかり流れていたと言うおまけ付き。あ〜恥ずかしい!
パーントゥは1993年、国の重要無形民俗文化財にも指定され結構全国から取材陣も多い。
襲われた時悲鳴を上げたせいで歯まで泥がついて真っ黒の私を見つけるとすかさず寄ってきて「いや〜すごい泥ですがパーントゥのご感想は?」などとインタビューまでされる始末。私も取材だっちゅうに。
挙句に、島尻の子供達にまで「このねぇーねぇーこそパーントゥだ!」と後ろ指をさされ追いかけられる屈辱。
そして極めつけは、行きに通った牛小屋で、私を見た牛達がギョっとしてまたもや、モーモー泣き出す始末。牛のギョっとした表情・・・初めて見ましたね。
その後も通りすがりの人、会う人会う人に「すごいね〜」と声をかけられ、好奇の視線に耐えられなくなったシャイな私はいたたまれなくなって早々に車に引き上げたのでした。